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重要事項説明

不動産業者が自ら売主となったり、媒介(仲介)をする場合には、相手方あるいは買主・借主に契約における重要事項説明を行わなくてはなりません。

この重要事項説明は書面によって行う必要があり、その書面を重要事項説明書といいます。

 

宅建業者はこの重要事項説明を以って契約にかかわる重要な事柄を説明したことになりますが、昨今は引き渡し後にトラブルが生じた場合の言った言わないの解決がこの書面に書いてあるかどうかに左右される傾向がとても強くなっています。

 

お客様「話しが違う!」
宅建業者「説明しました」
お客様「聞いていない!」

 

という事態が発生した時に、書面で説明されているかどうかがとても重要ということで、例え口頭では説明をしていても書面として残っていなければ「聞いていない」という主張が通ってしまうということにもなりかねません。
結果どういうことが起きるかというと、宅建業者はとにかく問題になりそうなことは全部書いちゃおうということになり、最近大手の不動産業者の重要事項説明書には、こんなことまで書くの?ということまで記載されています。

 

例えば当該物件の周辺環境を説明する際に、物件から300m離れたガソリンスタンドの存在と営業時間が記載されていて、場合により騒音や臭気が影響するかもしれませんなどと書いてあったりします。
普通に考えて300m先のガソリンスタンドがその土地や建物に影響を及ぼすということはまず無いわけですが、とにかく記載してくれと言われます。
ただ問題なのはそこまで細かく書いてしまうと、もっと身近なことでトラブルが生じた時に自分の首を絞めるのではないかということ。
例えば同じ物件で、物件から150m離れた公園で夏の盆踊りと交通規制が行われた場合などに
「うるさい、車が通れない、事前に聞いていない」
と言われた時に、「150m離れた公園の夏の行事までは分かりませんよ」と言えるのかどうかが気になります。
なにしろ300m離れたガソリンスタンドの営業時間まで説明しているわけですから、150m先の公園の行事を説明しないなんて手落ちだろ、と言われ兼ねないという懸念が発生します。

 

基本的に裁判になれば、それを調べていないことが重大な落ち度に該当するのか否かが問われることになると思いますが、そもそも裁判なんて手間とお金のことを考えたらそうそう出来ません。
とかく不動産業者が泣き寝入りなんてことも起こるかもしれません。
そういう意味では資金力のある大手の不動産会社の方がそういうターゲットにはされやすいのかもしれませんが・・

 

実はこの話し、昨日同業者と飲んでいるときに出た話題ですが、面白かったので早速ブログのネタに使わせてもらいました。
不動産の仕事も楽じゃないと思いませんか?

at 12:14, (株)しあわせハウジング, ノウハウ的な・・・

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